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PDFが開きません — なぜでしょう

「このファイルを開けません」という一文が、少なくとも五つの別々の問題を覆っています。見分けるのに10秒、その10秒が見当違いの対処に費やす時間を節約します。

更新

まず: どこでも開けないのか、一か所だけなのか

ブラウザのタブにファイルをドラッグしてみてください。ブラウザは独自のPDFエンジンを持っているので、これ一回でファイルが壊れているのかビューアの問題なのかが分かれます。

ブラウザでは開くのにデスクトップのビューアで開かないなら、ファイルは無事です。ビューアを更新するか、そのままブラウザで見てください。両方で駄目なら以下を読み進めてください。

パスワードを求められる — しかも二種類あります

PDFは別々のパスワードを二つまで持てて、これを知っている人は多くありません。ユーザーパスワードは文書を開くこと自体を止めます。オーナーパスワードは読めるままにして、印刷・コピー・編集だけを制限します。

この違いが大事なのは、ツールによって振る舞いが変わるからです。オーナーパスワードだけの файлはたいていのビューアで普通に開くので保護がないように感じられますが、多くのツールはそれを変更することを拒みます — 壊れたファイルのように見えて、実は権限です。

ユーザーパスワードを正直に迂回する方法はありません。中身が実際に暗号化されています。当サイトのPDFツールは暗号化されたファイルを空の結果ではなく拒否してそう言います — 実際のAES暗号化ファイルとLibreOfficeが作ったファイルで確かめ、四つのツールすべてが正しく断りました。

文字はあるのに空の四角で表示される

フォントの問題で、日本語・中国語・韓国語の文書でとてもよくあります。文字はファイルの中にあるのに、それを描くフォントが埋め込まれていないのです。ビューアが代わりに使ったフォントにその字の形がなく、空の四角が並びます。

これが描画の失敗であってデータの失敗ではない、という点が重要です。文字をコピーしてみると無事です。正しく見せたいならPDFを作った側で直します — 書き出すときにフォントを埋め込んでください。

ページが白紙、あるいはスキャンが何も映らない

PDFの中には、すべてのエンジンが実装しているわけではない形式で画像を持つものがあります。JBIG2とJPEG 2000が代表で、どちらも複合機が作るスキャン文書によくあります。その復号器を持たないエンジンは、エラーを出す代わりに白紙を描きます。

見分けの印は、ページが空なのにファイル容量が大きいことです。本当に白紙のページはとても小さいのです。

途中で切れている、あるいは壊れている

PDFは自分の中のオブジェクト一覧をファイルの末尾に置きます。だから途中までしかダウンロードできなかったPDFは、最初の数ページが見えるのではなく丸ごと失敗します — ビューアが一覧を探しに末尾へ行き、見つからずに諦めるのです。

メールやダウンロードで受け取ったファイルなら、元の容量と照らしてみてください。途中で切れたファイルは意味のある形では直りません。もう一度取得してください。

どれか分かったら

原因に合う対処だけを選べば時間が大きく減ります。

  • ブラウザでは開く → ビューアの問題です。ブラウザを使うか更新してください。
  • パスワードを求められる → パスワードが要ります。正直に迂回できるツールはありません。
  • 文字が空の四角 → フォントが埋め込まれていません。文字自体は無事なので、元から書き出し直してください。
  • 白紙なのにファイルが大きい → ビューアが復号できない画像形式です。別のビューアで開いてみてください。
  • すぐ失敗してファイルが小さい → 切れたファイルです。取得し直してください。

アップロードせずに、いま試す

ツールでPDFのパスワードを外せますか。

中身を暗号化している方は外せません。開くのにパスワードが要る文書はバイト自体が暗号化されていて、作業する対象がありません。できると謳うツールは、パスワードを推測しているか、権限だけの場合を扱っています。

同じPDFがプログラムごとに違って見えます。

ビューアごとにエンジンが違い、どのフォントで代替するか、どの画像形式を復号できるかが異なるからです。PDFはページの描き方を書いているだけで、二つのエンジンが同じに描くとは保証していません。

開くけれど文字を選択できません。

文字レイヤーがないということです — ページが画像です。スキャン文書がそうですし、すべてのページを画像に潰してしまう一部の圧縮ツールの結果もそうです。文字認識で文字レイヤーを入れ直せます。

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